2020年10月17日

市役所からの回答(No4)

今回は「新城公共商社」の回答を載せます。

「新城公共商社」とい目新しい語句で、マニフェストに特徴をつけたかったのかわかりませんが、思い付きの様な提案のようにしか見えませんでした。

マニフェストでは『市内で産出、製造、供給されるありとあらゆる物品、サービス、観光資源はもちろん、未利用資源や遊休地にいたるまでをリストアップ、データベース化して、官民共同出資による「地域総合商社」を設立。全国・全世界に販路を開拓します』と夢を語っています。

その夢は、「新城公共商社」という組織を作っても、実現のためには、新城市のあらゆる産業、庁舎全体の機構が変わらなければ到達できない夢だからです。3期12年で、新城市の商店、農林業、観光産業の疲弊が加速しています。

この状態を打開しない限り、マニフェストの夢はいつまでも夢に終わると考えていました。選挙のための政策なのか?とも勘ぐってしまいました。温めていた政策なら、就任後すぐに動き出す事業だと言えますが。

マニフェストで語る夢を実現させるだけの展望を持った「新城公共商社」が動き出しているとしたら、就任後3年においても、新城市は大きく変わっているはずでした。そんな雰囲気は生まれていないと思います。そんな視点で質問しました。

「新城公共商社」の回答
 
①進行状況について。メンバーについても具体的に。

第1回新城公共商社準備会 令和2年5月27日開催
新城公共商社の目的について意見をもらう。
第2回新城公共商社準備会 令和2年7月13日~令和2年7月21日 書面会議
新城公共商社が取り組みについて意見をもらう。
第3回新城公共商社準備会 令和2年8月24日~令和2年9月 4日 書面会議
新城公共商社の目的、取り組みについて意見をもらう。

委員については、飲食業、観光業、金融業、サービス業、学識経験者など複数の分野から9名の方にお願いしております。

②具体的成果(新城市財政、市内事業者への経済的効果も具体的に)について。

市民生活や地域経済の機能に影響を及ぼすような感染症の流行や災害など、社会経済情勢は今後も変化し続けると考えられます。そこで、目まぐるしい状況の変化の中、新城市の経済を活性化させ、まちの稼ぐ力を強化するために、新城公共商社準備会により各委員から意見を聴取しているところです。

③今後の課題、課題実現のための施策をどの様に考えているか。
 現在のところ、実施施策を検討しているところです。

以上です。

以下に僕の疑問・質問を載せます。市役所にも聞いてみます。

・結局のところ、エンジンの4つ目の構成部品も止まっています。どれが欠けても勝ち抜けないはずでしたが、「新城公共商社」は一番動きが遅くなっています。
新城市では、4年毎の選挙で、当選した市長が掲げたマニフェストを盛り込んで、総合計画に修正を加えることを特徴としていたように思いますが、就任後の総合計画修正で、この事業が「稼ぎ出す力」の成果を挙げ始める時期をいつとしたのですか?

・「第1回新城公共商社準備会で、「新城公共商社の目的について意見をもらう」との回答です。マニフェストに掲げられた政策ですので、目的は明確だと思うのですが、なぜ準備会で意見聴取する必要があったのでしょうか?

・今後については「現在のところ、実施施策を検討しているところです」との回答です。マニフェストの夢を実現させることは、総合的な力の集中が必要になります。
たくさんの施策の中から取捨選択するレベルの検討では、「全国・全世界に販路を開拓します」という目標の達成は不可能だと考えますが、主体となる「新城公共商社」が立ち上がっていないのに、誰が、どの様に実施施策を検討しているのでしょうか?

・これまで、「新城市を活性化させるために」というテーマで、何度となく同様な議論が、人を変え、会議名を変え行われてきたとも思いますが、実を結んでいません。
マニフェストで「全国・全世界に販路を開拓します」と意気込んでいますが、衰退している地場産業の現状のどこに可能性を見い出したのでしょうか?

・「新城公共公社」設立に向けての工程がどうなっていますか?人員、予算の目途はあるのでしょうか?

・わずか任期1年となっていますが、エンジンが止まったまま、つまり穂積市政4期目の目玉政策(僕はこう認識していました)のエンジンが止まっていることになります。3年が過ぎた今、『「支え合う力」×「稼ぎ出す力」=まちの未来』という大命題が揺らいでいます。マニフェストに掲げる政策を実施できない行政の信頼が揺らいでいると考えませんか?


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この記事へのコメント
市役所の返事はいかにもお役所回答ですね。穂積市長は3期目?4期目でしたか、そのたびにマニフェストを出しますが、フォローがないんですよね。自画自賛だけで。

今日の中日新聞県内版ページに「のびゆく新城市 市政15周年」と市長の顔写真つき「ごあいさつ」広告が載っていました。第2次総合計画がどうのこうの、市民自治社会のつながり重視とかなんとか。

誰にアピールするために、税金でこんな広告を出すんですかね。写真が4枚あって、2018アライアンス、新東名開通、もっくるに新市庁舎。一回だけの派手なイベントと箱もの。これ、自慢だとしたら市民をバカにしていますよ。

シャッター街、機能していない市民病院、高齢者の交通難民買い物難民、ガラガラの高速バス、過疎化で廃校危機の学校あたりが新城の真実を伝える写真じゃないでしょうか。
Posted by 中 at 2020年10月18日 20:58
コメントありがとうございます。

多くの市民が諦めを感じていると思います。
都合の悪い声は、聞き流すだけです。これで、市民が主人公と言えてしまう穂積市長にウンザリですね。

穂積派人間で固めてしまった市政運営では、新城市の資源は、宝の持ち腐れになるでしょう。残念ですが。

続けて回答を載せますが、どの回答にも前向きな姿勢が見えません。新城市の現状をお知らせします。
Posted by みちひろみちひろ at 2020年10月19日 12:54
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