2020年03月29日
心配で書きました
市長にも議会にも期待ができない、もう市政に関わるのは止めようと思ってきました。
一緒に市長選を取り組んだ友人からも、もう無駄なことは考えずに、自分のことを考えた方が良いと言われています。
それでも、先の3月議会での高速バス予算に対しての削除提案(削除した予算は別予算に組み替える)が、議員から出されると聞いて傍聴に行きました。
議員からの予算削除提案も珍しいので、事の成行きに興味が湧いたのです。高速バスが走り始めて3年9ヵ月、平均乗車人数7名のバスに、議会でどの様な判断を示すのか、と思いました。
いくら思考停止議員でも、3年9ヵ月の結果を見れば、正当な理由もなく削除提案に反対できないと、淡い期待を持っていました。既に2億円ぐらいの税金投入(当初、国の補助があるので使わなければもったいないと多くの議員、市長も主張。税金を使うことの責任を自覚できない人間たちの進めた事業)にもかかわらず、費用対効果を示せる人がいない事業ですから。
結果は、見事に僕の予想の上を行く判断を議会は示しました。削除提案は山口議員、賛成議員は、滝川、丸山、沢田、山田、浅尾議員の5名。結局賛成者は6名。後の議員は、ほとんど口をつぐんで賛成でした。
提案者の山口議員に対する質疑がありました。そこで出た質疑は、「企業でも利益の出ない事業を進めることがあるのではないか」(斉藤議員)→高速バスの赤字も有り得ると言いたいのか?「市長の予算提案権を侵害すると考えないのか」(柴田議員)→予算提案に粛々と賛成しかできない議会なら不要。チェックもできない議会に税金投入は無駄?
削除提案に反対することしか頭にないのが多くの議員でした。削除提案に反対する議論を小野田議員が行いました。「高速バスの運行に問題はあるが、今後高速バスにより描かれる夢に期待する」という主旨で反対するということです。
いくら思考停止議員達でも、高速バス運行に問題があることは分かっています。だから、付帯決議を上げようと考えました。「議会に今後の計画を出させ、議会に進行状況を報告させよう」という付帯決議です。結局、この付帯決議も、議員間の対立で提案が見送られました。
3年9ヵ月も議会は何をチェックしていたのでしょう。高速バスに賛成・反対で対立してきただけです。なぜ、平均乗車人数が上がらないのか?賛成した議員は、上げるための具体的な提案を一度も出していません。議決責任など議会にはないのです。
反対してきた議員たちと議論もしないまま、市長提案を信じて無駄金を使い続けました。そこに、税金を使っているという意識は希薄です。市民の幸福より、自分の議席の安定、市長へのリップサービス、市民のことなどどうでも良いのです。
職員も同様です。市長が「高速バスを走らせる」と言えば、走らせるための理由付けを一生懸命考えるだけです。職員にも市民への奉仕者という意識は希薄です。職員が、市民より市長の方を向いている新城市役所の現状は深刻の度を越えています。
黙っていようと思いながら、余りにも深刻な新城市の現状が気にかかっています。百歩譲って、「もしかしたら、高速バスが夢を描く秘策がある」かもしれないと考え、高速バスの責任者(最重責任者は市長)である総務部長に面談しました。
以下、面談で確認、議論したことを書きます。
1.交通の利便性を上げることで、自宅進学を選択できる条件を作り、転出人口を防ぐことを目的とした。しかし、どれだけの効果があったかは示せない。(総務部長)
→就職口が少ない現状を解決できる政策を持たない新城市では、就職で転出の可能性が高い。進学で市外の生活をすることは、逆に視野を広げることになり、優秀な人材育成になりうる。市外での経験を持った人材を市内へ呼び戻せる政策持つことが大事。
高速バスを走らせるより、人材育成のための奨学金制度の方が、新城市の将来に有効。3年9ヵ月も経っても効果を示せない事業は異常。
2.名古屋からの観光客を誘致することを目的としたが、その成果は示せない。(総務部長)
→鳳来寺山企画切符を売り出し(令和元年)11月には、132枚売れたと示したが、一人1000円使ったとして13万2千円、経済効果が余りにも小さい。そもそも、鳳来寺山でお金を使ってもらえる環境整備もせず、誘客することが本末転倒(走らせる事が目的、観光は単なる理由付け)。
月平均600人が名古屋から乗ったから観光客は来ていると言ったが、何人が名古屋在住かはわからないとのこと。走らせていることが税金の垂れ流し。
3.誰でも乗れるので公共性がある。(総務部長)
→公共性というのは、市民の福祉向上、命を守る必要があるもの。高速バスが無くても、名古屋へ行く方法はある。そもそも高速バスを必要としている市民がいるのかとの問いに、以前の市民アンケートを示してきた。回答者87人、利用したい19人、利用したくない18人、どちらとも言えない49人という数字だった。
さらに利用したくない、どちらとも言えない理由は何かと問うと、名古屋に行く機会がほとんどないという答え。市内を走る過疎バスは、その地域の市民の生活を守るという点で公共性は疑いがない。しかし、費用対効果を考え運用方法の検討は継続している。高速バスは、大半の人が必要性を感じていないのに、運用方法の見直しもしない。あきらかに公共性がない。
4.長久手市のイオン、イケヤなどへの市民への足の確保になる。(総務部長)
→なぜ、民間企業へ税金での支援が必要か。逆に、市内のお金を市外に持っていくことを推奨しているようなもの。市内では、欲しいものが買えないので、市外で買ってくださいと行政が言って良いのか。
それに、例えばイケヤなどで、家具を買いたい人が、わざわざ高速バスに乗ることは考えにくい。イオン、イケヤなどの大手販売店に行くなら、多くの人は自家用車でいくだろう。この理由は、高速バスを走らせるための無謀な理由付け。
5.名古屋から軽トラ市に来てもらうことができる。(総務部長)
→軽トラ市に来て買物をしても、そのお金は市外の出店者が持っていく。高速バスで税金を使い、市内で落ちたお金は市外へ出て行く。こんな税金の使い方を不思議と思わない行政は異常。
軽トラ市がきっかけでもいいが、軽トラ市が終わった後、市内回遊できる条件があればお金は市内に落ちるが、その条件作りは皆無。本末転倒。高速バスを走らせる事が目的化してしまっている。魅力もないまちに、人は来ないことは明白。
6.時刻表の改善、乗り継ぎの検討。時刻表の改善をすれば、通勤客が増える。乗り継ぎの改善で観光客は増える。(総務部長)
→H27年の国勢調査で名古屋通勤が357人との数字。時刻表の改善で、おおくの人が乗りたいと言っても、多くて40人強、要望に応えられない人への対応ができない。どうせ、そんなに多くの要望がないと考えていると思うが。通勤客がなぜ乗らないのかは想像がつく。便数の少なさで、自分の都合で乗れないこと。この点も公共性を無視した考え。
絶対に通勤で使わない人がいるのに、一部の市民のために税金投入。
乗り継ぎの改善で、なんで観光客が増えるのか根拠が希薄。観光客は、行きたい場所にいくもの。乗り継ぎ時間が短縮されても、行った場所で楽しめる環境がない。四ツ谷千枚田、乳岩峡、阿寺の七滝、鳳来寺山、長篠城など市内には観光資源はあるが、楽しめる条件整備が出来ていないため、次のバスまでの時間を持て余してしまう。一度いったらもうこりごりとなる。
7.高校生割引、回数券の優遇拡大により利用者が増える。(総務部長)
→何で高校生割引が必要か。回数券の優遇拡大が必要か。高速バスに人を載せることが目的化している。公共性も低い。名古屋へ行く市民だけを優遇する制度は異常。当初説明の観光客の誘致、大学生・通勤の足の確保だけでは、成果を示せないための苦肉の策。
※この発想と似ているのが、若者議会。ここでも特定の若者を集め、報酬を含め1000万円程の税金を使っている。若者の市政参加という視点は大事だが、少数の若者のためだけに、職員が張り付き税金をこれだけ使っての効果が疑問。本当に若者の市政参加を広げたいのであれば、若者に信頼される市政をリーダーたちが作る努力を見せることをすべき。議会、市長、市の幹部が若者の前に出向き真剣に夢を語ることにお金は入らない。若者に選ばれるまちは、頑張っているリーダーがいる。マインドコントロールされたリーダーが中心にいるまちに若者は集まらない。地域自治区も同様。
以上のやり取りをじっくり行えば、総務部長とも共感する部分は多くありました。責任者である総務部長と話してみて、明らかに新城市政の問題点が見えてきます。わかっていたことだが改めて認識しました。
①総務部長が明確な方向性を示せないのは、市長の無策ぶりを示している。「提案は私、進めるのはあなたたち」という市長のやり方。職員は、見方を変えれば一生懸命やっている。市長提案が無理難題でも、その方向で一生懸命進めようとしている。市長の方ばかり見てしまうので、市民が見えなくなっている。
②高速バスの乗車人数が上がらないのは、新城市に魅力がないから。魅力アップの施策をうたないで、名古屋から人を呼ぶことができないことを、3年9ヵ月の結果が明らかにした。
弾を持たないで闘いに挑んだ3年9ヵ月だったということ。市長は、無謀なことを職員に課したということ。
③高速バスの結果を分析すれば、今の新城市の政策に足りないものが見えてくる。名古屋から人を呼べない無策。観光政策、農業政策、商業政策など市内の活性化に力を入れずして、高速バスを走らせれば人は来るという安易な発想しかない。市内が活性化すれば、必ずマスコミが取り上げ、高速バスなど無くても人は新城市を目指す。市外との交流が増えれば、移住者も増える。転出人口も減る。
④市長と職員の関係が見えてくる。市民には自治と言いながら、市役所内には上意下逹がまかり通っている。自ら考え自ら動くという職員を育てる環境ができていない。地域自治区も同様。市長の自治のあり方が、「自治を示した。具体的な方向はみなさんが進めて下さい」という押し付け自治となっていることが見えてくる。
⑤議員の大半は不要だということがますます明らかになった。市長より、市民に近い存在でありながら、視点は常に市長。調査能力がないため政策の可否の判断ができない。高速バスみたいに、効果が示せない事業に修正も反対もできない議員に、市政のチェックを任せることはブレーキの効かない車に乗っているようなもの。
⑥多くの市民が市政に無関心になっている。自分の生活の範囲でも、人口減少、耕作放棄地の増加、老人世帯の増加、買い物場所の減少、移動手段の不安、など深刻さを感じている市民は多い。しかし、多くの市民は市政にも議会にも期待していない。どうせ言っても無駄だと思うしかない。
※高速バス運行停止の署名1700名を集めても、「私に提案権がある」と問答無用の市長の態度では、異を唱える市民の声は届くわけないでしょう。どこに「市民自治」があるのでしょうか?議論を尽くすことが、自治の基本です。運行停止の署名は、大多数の市民が共感できます。都合の悪い情報は流さず、自助努力を求める市長の自治の本質が、明らかになっています。議会さえ手なずければ何とでもなりますから。
市長も、議会も上っ面の現状しか見ていない。人口減少のペースが速まっている。合併当時は年500人ぐらいだったのが、今や700人ぐらいになっている。この危機状況で、高速バスの無駄遣いに「夢がある」という市長、議会にお任せの新城市が心配。
考えれば考える程、新城市に希望が見えてきません。一部の市民が騒いでいる状況ではないと思います。
もう書かないと決めたブログですが、もし、ここまで読んでくれたとしたら、あなたが直接、議員に職員に心配を伝えて欲しいと思います。
一緒に市長選を取り組んだ友人からも、もう無駄なことは考えずに、自分のことを考えた方が良いと言われています。
それでも、先の3月議会での高速バス予算に対しての削除提案(削除した予算は別予算に組み替える)が、議員から出されると聞いて傍聴に行きました。
議員からの予算削除提案も珍しいので、事の成行きに興味が湧いたのです。高速バスが走り始めて3年9ヵ月、平均乗車人数7名のバスに、議会でどの様な判断を示すのか、と思いました。
いくら思考停止議員でも、3年9ヵ月の結果を見れば、正当な理由もなく削除提案に反対できないと、淡い期待を持っていました。既に2億円ぐらいの税金投入(当初、国の補助があるので使わなければもったいないと多くの議員、市長も主張。税金を使うことの責任を自覚できない人間たちの進めた事業)にもかかわらず、費用対効果を示せる人がいない事業ですから。
結果は、見事に僕の予想の上を行く判断を議会は示しました。削除提案は山口議員、賛成議員は、滝川、丸山、沢田、山田、浅尾議員の5名。結局賛成者は6名。後の議員は、ほとんど口をつぐんで賛成でした。
提案者の山口議員に対する質疑がありました。そこで出た質疑は、「企業でも利益の出ない事業を進めることがあるのではないか」(斉藤議員)→高速バスの赤字も有り得ると言いたいのか?「市長の予算提案権を侵害すると考えないのか」(柴田議員)→予算提案に粛々と賛成しかできない議会なら不要。チェックもできない議会に税金投入は無駄?
削除提案に反対することしか頭にないのが多くの議員でした。削除提案に反対する議論を小野田議員が行いました。「高速バスの運行に問題はあるが、今後高速バスにより描かれる夢に期待する」という主旨で反対するということです。
いくら思考停止議員達でも、高速バス運行に問題があることは分かっています。だから、付帯決議を上げようと考えました。「議会に今後の計画を出させ、議会に進行状況を報告させよう」という付帯決議です。結局、この付帯決議も、議員間の対立で提案が見送られました。
3年9ヵ月も議会は何をチェックしていたのでしょう。高速バスに賛成・反対で対立してきただけです。なぜ、平均乗車人数が上がらないのか?賛成した議員は、上げるための具体的な提案を一度も出していません。議決責任など議会にはないのです。
反対してきた議員たちと議論もしないまま、市長提案を信じて無駄金を使い続けました。そこに、税金を使っているという意識は希薄です。市民の幸福より、自分の議席の安定、市長へのリップサービス、市民のことなどどうでも良いのです。
職員も同様です。市長が「高速バスを走らせる」と言えば、走らせるための理由付けを一生懸命考えるだけです。職員にも市民への奉仕者という意識は希薄です。職員が、市民より市長の方を向いている新城市役所の現状は深刻の度を越えています。
黙っていようと思いながら、余りにも深刻な新城市の現状が気にかかっています。百歩譲って、「もしかしたら、高速バスが夢を描く秘策がある」かもしれないと考え、高速バスの責任者(最重責任者は市長)である総務部長に面談しました。
以下、面談で確認、議論したことを書きます。
1.交通の利便性を上げることで、自宅進学を選択できる条件を作り、転出人口を防ぐことを目的とした。しかし、どれだけの効果があったかは示せない。(総務部長)
→就職口が少ない現状を解決できる政策を持たない新城市では、就職で転出の可能性が高い。進学で市外の生活をすることは、逆に視野を広げることになり、優秀な人材育成になりうる。市外での経験を持った人材を市内へ呼び戻せる政策持つことが大事。
高速バスを走らせるより、人材育成のための奨学金制度の方が、新城市の将来に有効。3年9ヵ月も経っても効果を示せない事業は異常。
2.名古屋からの観光客を誘致することを目的としたが、その成果は示せない。(総務部長)
→鳳来寺山企画切符を売り出し(令和元年)11月には、132枚売れたと示したが、一人1000円使ったとして13万2千円、経済効果が余りにも小さい。そもそも、鳳来寺山でお金を使ってもらえる環境整備もせず、誘客することが本末転倒(走らせる事が目的、観光は単なる理由付け)。
月平均600人が名古屋から乗ったから観光客は来ていると言ったが、何人が名古屋在住かはわからないとのこと。走らせていることが税金の垂れ流し。
3.誰でも乗れるので公共性がある。(総務部長)
→公共性というのは、市民の福祉向上、命を守る必要があるもの。高速バスが無くても、名古屋へ行く方法はある。そもそも高速バスを必要としている市民がいるのかとの問いに、以前の市民アンケートを示してきた。回答者87人、利用したい19人、利用したくない18人、どちらとも言えない49人という数字だった。
さらに利用したくない、どちらとも言えない理由は何かと問うと、名古屋に行く機会がほとんどないという答え。市内を走る過疎バスは、その地域の市民の生活を守るという点で公共性は疑いがない。しかし、費用対効果を考え運用方法の検討は継続している。高速バスは、大半の人が必要性を感じていないのに、運用方法の見直しもしない。あきらかに公共性がない。
4.長久手市のイオン、イケヤなどへの市民への足の確保になる。(総務部長)
→なぜ、民間企業へ税金での支援が必要か。逆に、市内のお金を市外に持っていくことを推奨しているようなもの。市内では、欲しいものが買えないので、市外で買ってくださいと行政が言って良いのか。
それに、例えばイケヤなどで、家具を買いたい人が、わざわざ高速バスに乗ることは考えにくい。イオン、イケヤなどの大手販売店に行くなら、多くの人は自家用車でいくだろう。この理由は、高速バスを走らせるための無謀な理由付け。
5.名古屋から軽トラ市に来てもらうことができる。(総務部長)
→軽トラ市に来て買物をしても、そのお金は市外の出店者が持っていく。高速バスで税金を使い、市内で落ちたお金は市外へ出て行く。こんな税金の使い方を不思議と思わない行政は異常。
軽トラ市がきっかけでもいいが、軽トラ市が終わった後、市内回遊できる条件があればお金は市内に落ちるが、その条件作りは皆無。本末転倒。高速バスを走らせる事が目的化してしまっている。魅力もないまちに、人は来ないことは明白。
6.時刻表の改善、乗り継ぎの検討。時刻表の改善をすれば、通勤客が増える。乗り継ぎの改善で観光客は増える。(総務部長)
→H27年の国勢調査で名古屋通勤が357人との数字。時刻表の改善で、おおくの人が乗りたいと言っても、多くて40人強、要望に応えられない人への対応ができない。どうせ、そんなに多くの要望がないと考えていると思うが。通勤客がなぜ乗らないのかは想像がつく。便数の少なさで、自分の都合で乗れないこと。この点も公共性を無視した考え。
絶対に通勤で使わない人がいるのに、一部の市民のために税金投入。
乗り継ぎの改善で、なんで観光客が増えるのか根拠が希薄。観光客は、行きたい場所にいくもの。乗り継ぎ時間が短縮されても、行った場所で楽しめる環境がない。四ツ谷千枚田、乳岩峡、阿寺の七滝、鳳来寺山、長篠城など市内には観光資源はあるが、楽しめる条件整備が出来ていないため、次のバスまでの時間を持て余してしまう。一度いったらもうこりごりとなる。
7.高校生割引、回数券の優遇拡大により利用者が増える。(総務部長)
→何で高校生割引が必要か。回数券の優遇拡大が必要か。高速バスに人を載せることが目的化している。公共性も低い。名古屋へ行く市民だけを優遇する制度は異常。当初説明の観光客の誘致、大学生・通勤の足の確保だけでは、成果を示せないための苦肉の策。
※この発想と似ているのが、若者議会。ここでも特定の若者を集め、報酬を含め1000万円程の税金を使っている。若者の市政参加という視点は大事だが、少数の若者のためだけに、職員が張り付き税金をこれだけ使っての効果が疑問。本当に若者の市政参加を広げたいのであれば、若者に信頼される市政をリーダーたちが作る努力を見せることをすべき。議会、市長、市の幹部が若者の前に出向き真剣に夢を語ることにお金は入らない。若者に選ばれるまちは、頑張っているリーダーがいる。マインドコントロールされたリーダーが中心にいるまちに若者は集まらない。地域自治区も同様。
以上のやり取りをじっくり行えば、総務部長とも共感する部分は多くありました。責任者である総務部長と話してみて、明らかに新城市政の問題点が見えてきます。わかっていたことだが改めて認識しました。
①総務部長が明確な方向性を示せないのは、市長の無策ぶりを示している。「提案は私、進めるのはあなたたち」という市長のやり方。職員は、見方を変えれば一生懸命やっている。市長提案が無理難題でも、その方向で一生懸命進めようとしている。市長の方ばかり見てしまうので、市民が見えなくなっている。
②高速バスの乗車人数が上がらないのは、新城市に魅力がないから。魅力アップの施策をうたないで、名古屋から人を呼ぶことができないことを、3年9ヵ月の結果が明らかにした。
弾を持たないで闘いに挑んだ3年9ヵ月だったということ。市長は、無謀なことを職員に課したということ。
③高速バスの結果を分析すれば、今の新城市の政策に足りないものが見えてくる。名古屋から人を呼べない無策。観光政策、農業政策、商業政策など市内の活性化に力を入れずして、高速バスを走らせれば人は来るという安易な発想しかない。市内が活性化すれば、必ずマスコミが取り上げ、高速バスなど無くても人は新城市を目指す。市外との交流が増えれば、移住者も増える。転出人口も減る。
④市長と職員の関係が見えてくる。市民には自治と言いながら、市役所内には上意下逹がまかり通っている。自ら考え自ら動くという職員を育てる環境ができていない。地域自治区も同様。市長の自治のあり方が、「自治を示した。具体的な方向はみなさんが進めて下さい」という押し付け自治となっていることが見えてくる。
⑤議員の大半は不要だということがますます明らかになった。市長より、市民に近い存在でありながら、視点は常に市長。調査能力がないため政策の可否の判断ができない。高速バスみたいに、効果が示せない事業に修正も反対もできない議員に、市政のチェックを任せることはブレーキの効かない車に乗っているようなもの。
⑥多くの市民が市政に無関心になっている。自分の生活の範囲でも、人口減少、耕作放棄地の増加、老人世帯の増加、買い物場所の減少、移動手段の不安、など深刻さを感じている市民は多い。しかし、多くの市民は市政にも議会にも期待していない。どうせ言っても無駄だと思うしかない。
※高速バス運行停止の署名1700名を集めても、「私に提案権がある」と問答無用の市長の態度では、異を唱える市民の声は届くわけないでしょう。どこに「市民自治」があるのでしょうか?議論を尽くすことが、自治の基本です。運行停止の署名は、大多数の市民が共感できます。都合の悪い情報は流さず、自助努力を求める市長の自治の本質が、明らかになっています。議会さえ手なずければ何とでもなりますから。
市長も、議会も上っ面の現状しか見ていない。人口減少のペースが速まっている。合併当時は年500人ぐらいだったのが、今や700人ぐらいになっている。この危機状況で、高速バスの無駄遣いに「夢がある」という市長、議会にお任せの新城市が心配。
考えれば考える程、新城市に希望が見えてきません。一部の市民が騒いでいる状況ではないと思います。
もう書かないと決めたブログですが、もし、ここまで読んでくれたとしたら、あなたが直接、議員に職員に心配を伝えて欲しいと思います。