2021年12月15日

仲良し小好しの本会議場

本日(12月15日)は、12月定例会一般質問初日でした。

午前中は都合がつかなかったため、午後からの傍聴となりました。

傍聴した議員は、山田、柴田、斉藤、鈴木長良議員4名でした。

選挙後、当選したばかりの市長と議員の初めての公開討論会となります。

新市長とどの様に議論をするのかを期待しました。

結果は、無力感しか残りませんでした。

「今さら期待?」と言われるかもしれませんが、下江市長マニフェストとどの様に向き合っての質問になるのかを期待しました。

所信表明に対する質問なのに、副市長(いつになく何回も答弁に立ったような)、担当部長が当たり前の様に答弁していました。

それも、市長でもない答弁者が私見として答弁していても、議長は何も指摘もしないまま、一般質問が長々と続いていました。

山田議員の一般質問の時には、議長が盛んに「通告に基づいて質問をして下さい」と指摘していました。

他の質問者の所信表明への答弁に市長が立たなくても何も指摘せず、質問者が所信表明から外れていても何も指摘しない、何のための一般質問かと疑問だらけの時間となりました。

傍聴者は最大6人、最後には僕1人だけとなりました。ティーズ放映があると言えども、あまりにも盛り上がりの無い議会となりました。

議会内には緊張感が感じられません。議員も答弁する市長も担当職員も、自分の言いたいことを言っているレベルで、とても政策討論をしている場とは言えません。

特にびっくりしたのは、斉藤議員の「住民自治の取り組みのめざすべき目標は?」との質問に答えた企画部長の答弁でした。

「敢えて目標は設定していない。目標を設定すると市民にやらされ感が出てしまう。その都度の改善をめざす」との主旨の答弁です。

さすがに斉藤議員も「もう既に7~8年も経過しているので、市の目標を設定すべきなのではないか」との指摘をしましたが、それで質問は終わりとなりました。

若者議会、女性議会、中学生議会、まちづくり集会、地域自治区、公開政策討論会など、様々な「住民自治の取り組み」が、目指すべき目標もなく進められていたことになります。

深刻な実態が担当者自らにより語られました。下江市長も何の異も唱えませんでした。これでは、成果を出すこともできるはずがありません。

どんな新城市をめざすのかの目標があり、そのための政策が求められるのです。

新城市政に足りないことが、まさに今日の答弁で明らかになったと思います。

「自治のための自治」では新城市の課題解決はできないと、何回も指摘してきました。

「自治」は目指すべき新城市像を実現するための道具にしかならないと考えています。

これまでの市政は、自治の先に明るい新城市が見えてくるという見果てぬ夢を追ってきたということと言えるでしょう。

合併16年間の人口減少は、危機的状態です。

全国的に人口減少が進んでいると諦めて良い課題でないことを、市長、議員、職員が腹に落としてもらわないと、本会議場に緊張感は出ないでしょう。

明日は、設楽ダム裁判傍聴に行くため、新城市議会傍聴には行けません。

設楽ダム建設予定地付近の活断層の可能性の指摘も、設楽ダム建設で「清流、豊川が失われる」かもしれない危機も関知しない市政であることに危機感を感じてきました。

自分にできることをやろうと進めてきた裁判も明日が結審の場となります。黙って「清流、豊川」を失いたくないとの運動でしたが、これからも本体着工までにできることを考えます。

  

Posted by みちひろ at 22:02Comments(0)新城市議会

2021年12月10日

新城市議会の初定例会

新城市議会の初定例会が今日から始まります。

一般質問は、15、16、17日の3日間です。議長を除く17人の議員が登壇します。

下に通告書を載せます。いろいろな視点から質問されます。

18人がまとまれば、二元代表制が機能し始めます。

市長との目の覚めるような議論を望みます


https://www.city.shinshiro.lg.jp/shigikai/teirei-rinji/ippan/031215.files/031216.pdf  

Posted by みちひろ at 07:54Comments(2)新城市議会

2021年12月08日

いちはやく、子どもを守る

映画「189」を観てきました。 公式サイトは、https://189movie.jp/ です。

「後を絶たない児童虐待、社会の闇に挑む衝撃の話題作」という映画です。

子どもたちへの虐待が日常的に報道されています。

いちはやく(189)子どもを助けようとの呼びかけを聴くことも珍しくありません。

何が起きているのか?豊かな国で起きていることを、考えてみました。  

Posted by みちひろ at 20:10Comments(0)日々の活動

2021年12月02日

新市長に公開質問状

市長選投票から早1ヵ月が過ぎました。

下江さんも新市長としての仕事を始めています。マニフェストを掲げての当選でしたので、そのマニフェスト実現のための行動を注視しています。

人口減少が止まらない現状に危機感を抱いている市民も多いと思います。当然、僕自身もその一人です。

そのための市長選挑戦でした。「もし」が実現していれば、直ぐにでも行動に移していたのですが。

下江新市長に、任期4年で成果を求めたいと思います。黙っていたら、結果は見えているように思います。

下江新市長は初登庁時、職員に向けて「穂積亮次前市長が16年進めてきた住民自治を進化、発展させるため、時代とニーズに合った制度に改善し、定着させたい」と呼びかけ、

続いての記者会見では、「課題になっている人口減少と少子高齢化に向き合う政策を進める」と報道されています。

下江新市長のマニフェストは、まだ新城市HPに載っていません。市長選投票日から1ヵ月も過ぎても、まだ載せられていないことに不安を感じてしまいます。

「公約は破るためにある」という政治家が多いのですが、そうならないように下江新市長の政策実行を見ていきませんか。

議会に市政のチェック機能があるはずですが、議会にチェックを任せたはずの16年がどうなったか?

市民として、選んだ市長・議員に対して無関心では、夢のある新城市にはならないと思います。

できることは限られていますが、下江新市長に公開質問状(以下をご覧ください)を出しました。





2021年12月 2日.
新城市長 下江洋行様

公開質問状

 市長に当選され約1ヵ月が過ぎようとしています。

 新城市は、総合計画において、市長選における市長マニフェストを取り入れ、総合計画の見直しを行うことを決めています。

下江市長は、「新城市の10年後に責任を持つ!」というマニフェストを発表されていました。任期はわずか4年しかありません。少しでも早い見直しを行い、マニフェストで強調された「人口減少と少子高齢化の現実に負けないまちに」するための行動が求められています。

また、市長選において、下江市長は、3期12年の議員活動の経験を強調されていました。新城市政を間近に見てきた政治家としても、市民からは早急な対応が期待されています。

心配しているのは、穂積前市長の4期目マニフェストの要であった4つのエンジンが今も動かず、「人口減少、少子高齢化、社会保障不安、大災害リスク、地方消滅の可能性」の解決の目途が見えていないことです。

少しでも早い対応がなければ、10年後に責任を持つ市政の実現の道筋は見えてこないでしょう。

総合計画の見直しの具体的な政策とその政策実現のための具体的な行動計画をお示し下さい。

お忙しいこととは存じますが、今後の見直しのスケジュールを、今年度中にご連絡頂きますようにお願い致します。



             〒441-1341 新城市杉山字前野16-2
                       白井 倫啓
                     TEL  090-1290-2224
                     eメール slmichihiro@yahoo.co.jp
  

Posted by みちひろ at 21:20Comments(6)日々の活動