2020年10月31日

市役所からの回答(No8)

市役所からの回答を載せます。今回は、以下の質問に対する回答です。

<質問>

「名古屋圏とのつながりを強化します」と示していましたが、下記項目についてお示し下さい。
①具体的に進行している施策について。
②それぞれの施策に対しての収支(費用対効果)について。

前回は「アンテナショップ」でしたが、今回は「高速バス」です。


<市役所からの回答>

【高速バス】
①具体的に進行している施策について。

新東名高速道路を活用し、新城市と名古屋都市圏との間の交流人口拡大のため 平成28年7月に実証実験として運行を開始しました。

名古屋都市圏東部に多く立地する大学などへの通学者の利便性を向上させることで、進学者が下宿などにより市外に転出することなく新城市の自宅から通学できるようになることや鳳来寺山に代表される新城市内の観光地へ名古屋都市圏から観光客を誘致することを大きな目的としています。

◇実証実験期間 平成28年7月から令和2年3月まで

 新城市名古屋市藤が丘・長久手市
運行数 1日3往復(土休日、年末年始2往復)
 H29.8 藤が丘中央商店街振興組合で回数券販売開始
 H30.6 藤が丘中央商店街振興組合内に新城市アンテナショップ「山PORTしんしろ」

◇開設
 H30.10 長久手市役所、リニモ本社でPR
 H30.11 名古屋~鳳来寺往復企画切符の発売
 H31.2 中日新聞名古屋市版に広告掲載
 H31.3 フリーマガジン名古屋Sakura名東区・千種区3月号に鳳来寺山企画切符

◇情報掲載
 R元.10 藤が丘駅にフォレストアドベンチャー新城とコラボしたポスター(秋バージョン)掲示
 R元.11 中日新聞名古屋市版に広告掲載
 R元.12 高校生割キャンペーン開始(12/21~3/31)
 R元.12 藤が丘駅にフォレストアドベンチャー新城とコラボしたポスター(冬バージョン)掲示

②それぞれの施策に対しての収支(費用対効果)について。

実証実験期間中の実績については次のとおり

市役所からの回答(No8)

<効果・成果について>

 大学等高等教育機関をはじめ都市型の魅力的な施設が数多く存在している名古屋東部圏域と1時間余りで直結できる交通手段を確保することができたこと。

 本市にとって住みやすさや利便性の向上の観点、また、観光客誘致の商圏として経済効果等の観点からポテンシャルの高い交通ネットワークを形成できたこと。

実証実験の期間については、年々利用者が増加。

高校生割キャンペーンや鳳来寺企画切符の実施等利便性向上策や藤が丘駅や長久手地区で開催されたイベントでのPR活動の効果。


以上です。

以下に僕の疑問・質問を載せます。市役所にも聞いてみます。

・「新城市の自宅から通学できる」「名古屋都市圏から観光客を誘致する」ことが大きな目的と回答していますが、自宅通学者、観光客の誘致数のこれまでの推移はどうなっていますか?目的の到達度を判断するためには、具体的な数字が不可欠だと思いますが。

・「進学者が下宿などにより市外に転出することなく新城市の自宅から通学できるようになる」との回答ですが、高速バスで通学した学生の卒業後の就職先が市内になった学生はいますか?また、高速バスで通学している学生の中で、今後市内に就職する可能性をどの程度と考えていますか?

・高速バス利用のメリットがない学生も多数存在していたと考えますが、一部の学生のための税金投入は税の公平性の視点から問題ありませんか?

・素朴な疑問ですが、採算性があれば民間事業者が走らせたと思います。当初は採算があると考えていましたか?

・「新城エネルギー公社」の回答の中で、「電力卸売市場の高値水準と電力事業者の相対取引見積単価による試算の結果、事業採算性が厳しいと判断」したという文言があり、結果、公社設立を先延ばし、検討を進めることにしています。マニフェストに掲げた政策を簡単に先延ばしできるのに、「高速バス」は、採算性の目途が無いにも関わらず、なぜ見直ししないのでしょうか?

・乗車人数一人当たりの経費(決算額÷乗車人数)が、平成28年度から令和元年度まで、順に、9,720円、2,824、円、2,780円、2,778円となります。これが、税金からの持ち出しになります。

乗車料金は委託先の豊鉄㈱に渡っていると思いますので、この金額が丸丸、乗車者一人乗るたびに税金が出て行くと考えていいですか?

・3年前の選挙前から高速バスは、走り始めています。その実績をベースに、マニフェストの「名古屋圏とのつながり強化」につながったと考えますが、今期就任後、名古屋圏とのつながりがどの様に強化されましたか?前期との具体的な成果から違いを示してください。

・「都市型の魅力的な施設が数多く存在している名古屋東部圏域と1時間余りで直結できる交通手段を確保することができた」との回答ですが、市民の市外での消費促進に効果が出るかもしれませんが、市内商店街の活性化と矛盾しませんか?また、何のために市外施設に市民を運ぶのでしょうか?

・「ポテンシャルの高い交通ネットワークを形成できた」との回答ですが、どの数字をもって「ポテンシャルが高い」と判断したのですか?民間では、数字でもってポテンシャルの高さを判断していると思いますが。

・「鳳来寺企画切符の実施等利便性向上策」との回答ですが、その策によっての経済効果はどうなっていますか?

・「藤が丘駅や長久手地区で開催されたイベントでのPR活動の効果」との回答ですが、費用(職員の人件費・交通費、宣伝資材作成などの費用)対効果(新城市にもたらされた経済効果)はどうなっていますか?「効果があったと思う」レベルでは、市役所としての説明責任を果たせないと思いますが。

 市役所からの回答から思うこと (2020-12-08 22:09)
 市役所からの回答(No17),これで最後です。 (2020-12-03 22:03)
 市役所からの回答(No16) (2020-11-30 21:02)
 市役所からの回答(No15) (2020-11-25 21:58)
 市役所からの回答(No14) (2020-11-22 21:11)
 市役所からの回答(No13) (2020-11-18 06:10)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。