2020年10月24日

市役所からの回答(No6)

市役所からの回答を載せます。今回は、以下の質問に対する回答です。

<質問>

「現東名高速にスマートIC-新城南部地域に新しい玄関口を開きます」と示していましたが、以下についてお示し下さい。

スマートICについては、もう何年も前からの南部地域要望でした。

建設の可能性は、建設予定場所が、新城市と豊橋市との境界付近だったため、両市がどれだけの経済的可能性(どれだけの車両の通過数の可能性を示せるか)を示せるかがポイントでした。

数十億円の規模の事業となるため、国の認可が受けられるか?建設後の維持管理が中日本高速道路となるため、中日本高速道路㈱との合意が得られるか?という高いハードルがありました。

もし、両市が高いハードルを本気で超えようとするのであれば、新城市の産業政策(地域産業、観光産業など)、特に南部地域を中心とした政策が必要になると考えます。同様に、豊橋市においても、特に石巻周辺を中心とした産業政策が必要になるでしょう。

簡単には、「新城南部地域に新しい玄関口を開きます」とはならないだろう、と考えています。その中で、マニフェストに掲げられてありました。かなり、勇気のある政策だと考えています。その様な視点で質問しました。


<市役所からの回答>

①開設に向けての進行状況について。

令和元年9月27日に国の準備段階調査箇所に採択されました。今後は国・県・県警はじめ関係機関で構成する準備会で、一般道への接続先、ランプ線形などについて協議を進め、新規事業化を目指します。

②スマートIC開設で新城全体が得る具体的メリットについて。

○スマートIC開設により以下の効果が期待できます。
・高速道路からの15分圏域拡大による交通環境の向上
・救急医療について、救急搬送時の救命率の向上
・災害支援について、広域的な支援ルートの強化
・物流の効率化による産業の振興

③建設費用、維持管理費用、開設で得られると想定される市内への経済効果について。

建設費用等の算定については、現在一般道への接続先、ランプ線形などについて関係機関と協議を行っている段階であり、中日本高速道路株式会社との費用負担を含めた協議がまとまった後となります。


以上です。

以下に僕の疑問・質問を載せます。市役所にも聞いてみます。

・準備段階調査箇所に採択されたようですが、今後の事業実施までの流れは(想定される時期を明記してください)どの様になっていますか?

・マニフェストには「新しい玄関口を開きます」と断言されていますが、今期でICが開通するということでしょうか?任期内に開通する目途がなければ、「新しい玄関口を準備します」などの言い回しが誠実だと思いますが。

・「高速道路からの15分圏域拡大による交通環境の向上」との回答ですが、どの程度の市民が恩恵を受けられると考えていますか?できるだけ具体的にお願いします。

・「救急医療について、救急搬送時の救命率の向上」との回答ですが、これまでその必要性が問われた事例があったのでしょうか?素人考えですが、高速道路上の事故は大事故になり易いと思いますので、新城市民病院の現状で、新城市内へ向かう救急搬送は考えにくいように思いますが。

・「物流の効率化による産業の振興」との回答ですが、産業振興の効果の規模(どの業種で年間の効果額)をどの程度と考えていますか?

・「開設で得られると想定される市内への経済効果は?」との問いに、「中日本高速道路株式会社との費用負担を含めた協議がまとまった後となります」との回答です。今後、新城市として多額の費用をかける事業と考えます。民間では当たり前のことですが、事業構想に当たり費用対効果を併せて、検討を進めるものだと考えています。経済効果の検討も無しに、費用が算出されても、その事業の妥当性の判断ができないのではないでしょうか?


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