2018年03月19日

【議会傍聴記】

【議会傍聴記】

 3/19(月)、3月議会最終日に傍聴に出かけました。

 目的は一点、山崎議員の領収書偽造に対する議会決議の確認です。先日の全員協議会で、最終日に山崎議員に対して、謝罪と市民への説明を求める決議を上げるとの方向が示されていました。

 議会がまともな調査もせず、何を謝罪させるのか?と疑問を感じていましたが、結果はその通りとなりました。決議採択後の山崎議員の発言からは、新聞報道されたことへの謝罪はありましたが、「不正は何もない」と開き直っただけでした。

 「仮払い制度を知っておれば、今回のような事態にならなかった。地域活動交付金の仕組みを、行政がていねいに説明すべきだった。これまでも同様な処置が続けられていた」と自説を主張しただけでした。

 決議文(案)には、議会として「地域活動交付金全体への信頼を損なうほどの重大な問題」だと指摘したにもかかわらず、当の山崎議員に、「制度の問題。行政に制度検討をお願いしたい」と言われただけの茶番劇でした。

 決議文(案)を提案した下江議員は、「今も行政において調査が続けられている」とも主張していましたが、議会の主体性は見えてきませんでした。議会自らは、何の調査もしないまま、山崎議員に謝罪と説明責任を求めただけです。

 しかし、何を謝罪したのかわかりません。「悪いのは制度だ(制度が悪いというのなら、なぜ予算審議で議論をしなかったのでしょうか?)」と言い切ってしまったのです。市民への説明責任も果たされていません。市民への説明責任を果たさせるためにも、議会は市民の前で山崎議員に対して質疑応答の場を設けるべきでした。

 先日の全員協議会でも、最終日の本会議でも、新聞報道の内容しか、傍聴している市民にさえ明らかになっていません。最終日の本会議では、「質問なしでの採決」を事前にきめているのです。傍聴市民は蚊帳の外でした。

 世間が騒ぎ出すと困るから、まず山崎議員には謝罪させておこうという程度の安易な対応としか見えません。新城市議会は、誰の代表者なのでしょうか?誰の利益を優先すべきなのかわかっているのでしょうか?やっぱり「腰砕け議会」で終わるのでしょうか?議会の質の低下が止まらない?
【文責  白井倫啓】

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