2018年03月17日

議会傍聴に行ってきました

【議会傍聴記】

 3/16(金)、議会傍聴(全員協議会)に行ってきました。議題は、交付金を不適切申請した山崎議員に対しての対応でした。

 3/10に中日新聞の県内版で「交付金を不適切申請 日付偽る 新城市議関与の団体」の見出しで報道されています。内容を読めば、実際に支払われていない事業の領収書を山崎議員が業者に書かせた事実が明らかになったため、その事実を認めた山崎議員が「交付金の自主返納と団体の解散を決めた」ことが明らかになっており、山崎議員の議員としての資格を問うべきと判断できます。

 こんな明らかな不正を議会としてどうするのかと心配していました。この件で全員協議会を開催するとの連絡を受けたので、議会対応の確認に行ってきました。

 議会の対応は、3月議会の本会議最終日に山崎議員に、議会として「謝罪と市民への説明責任を求める」という決議を上げるようです。決議文(傍聴者にはわかりません)の確認の打合せが行われましたが、沢田、山口、浅尾議員が、決議の前に議会として事実確認を行うことを主張していましたが、多くの議員は不問。

 「これで終わりではなく、まず山崎議員に自己責任をとってもらう」(下江議会運営委員長)、「議員には調査権がない」(柴田議員)、「まずは、市の調査を待つべき」(斉藤)などの発言がありましたが、なぜ議会でできることを、やろうとしないのか不思議でした。

 丸山議長は「慎重にかつ迅速に対応」などと言っていましたが、かなりの情報がありながら、真実を先延ばしするかのような姿勢は如何なものかというのが、率直な感想です。

 僕が聞いている情報から考えても、山崎議員の対応は議員失格と言わざるを得ません。

「穂積市長の親衛隊の山崎議員が、市長の目玉政策である地域活動交付金で不正をしたらダメでしょう」

「議員本人が、架空の領収書を業者に書かせたらダメでしょう。議員の懐にだって入れられるかも?」

「山崎議員が立ち上げた団体の目的はホタル再生が目的なのに、肝心のホタルが皆無の状態ではだめでしょう」

「問題を指摘されたら、山崎議員がお金を返します、団体は解散しますと言ったらだめでしょう。山崎議員の私的団体?」

「山崎議員が返すと言ったお金を、誰が返すのか曖昧なままではだめでしょう。会員がみんなで返すのでしょうか?」

「新城市の地域活動交付金事業、実績確認なしでお金を支払ったらダメでしょう」

「泥棒して、返すから許してとならないように、山崎議員が金を返すから許してといってもダメでしょう。許されたら、地域活動交付金事業はやりたい放題」

「実際にお金の流れが曖昧なまま、議会が黙ったままではダメでしょう。議会には調査権があるのにもったいない」

 一市民が考えたって、議会としてやるべきことは、山崎議員へ謝罪を求める前に、事実確認を行うことです。議会が事実も確認せず、山崎議員に何を謝罪させるというのでしょうか?

 「ごめんなさい」と言えば謝罪です。これで開き直れば「私は謝罪した」で幕引きともなってしまいます。議会が腰砕けにならないことを祈る(腰砕けが多い)だけです。議会としての責任の取り方を学んで欲しいものです。最後は、「議員の自己責任。判断は市民」では、議会は不要です。あーあ、市民は非力です。

 議会傍聴の後、一袋100円の春菊を出荷しました。何とか生きていかなくてはと農業に励み始めましたが、この身から考えると、今の議会の責任能力の低さでは、議員報酬は高過ぎるとひがんでしまいます。議員には十分な報酬を出したい気持ちはありますが、そんな気持ちになるような議会に早くなってください。

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Posted by みちひろ at 07:27│Comments(0)新城市議会
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